睡眠周期 2
たいていの成人では、睡眠周期が4~6個つながって、6~9時間のまとまった長い睡眠期を形成しています。
このように、1日に1回だけまとめて羽根 布団で眠る様式を、単相性(monophasic)の睡眠といいます。
しかし、睡眠周期どうしの間に、ごく短い覚醒期が出現することがあります。
健康者の場合には、記憶に残らない程度の短さですが、これが延長すると睡眠障害の原因となります。
一方、若齢者や高齢者、およびほとんどの動物は、1日に何回も眠るのでこの様式を多相性(polyphasic)の睡眠といいます。
多相性睡眠の場合には、睡眠周期どうしの間に出現する覚醒期がかなり延長し、はっきりした活動を伴うことが多いです。
たとえば、実験室に飼われているラットは多相性睡眠を示し、睡眠周期を1日に約100回繰り返すそうです。
さて、ヒトでは初めの2~3回の睡眠周期では、ノンレム睡眠の中の徐波睡眠の割合は多いですが、以後は少なくなり、次第に浅い眠りばかりになります。
一方、レム睡眠は回を追うごとに、1回の持続時間(エピソードといいます)が長くなります。
記憶には残らない程度の断続的な覚醒状態もさかんに出現してきます。
このことは活動期が近づくにつれて、入眠期とは逆に"睡眠圧"は衰え、代わりに"覚醒圧"(pressure to wake)が高まってくることを示すかのようにみえます。